2022.02.25

【インタビュー】キャストプラネット　日本人作家Masumi Ohnoの初作！【2022年初はずる】

皆様お待たせしました。２月２６日発売/２０２２年のはずる新作第一弾は…

はずるキャストプラネット！！かっこいいでしょ～

Twitter上で初お披露目した時には、ポケモンのドガ○ス、フォートナイトのインパルスグレネード（そっくりさん）、キングジョーに似てる（？）、いやいや、ジュリー主演の映画「太陽を盗んだ男」に出てくる原子爆弾に似てる（ほんとに似てる）など、そのユニークで美しいフォルムに触発された皆様にたくさんツイートしていただきました。

本作は、球体をクルクルと転がしながら解き進める迷路パズルです。日本の新鋭パズルデザイナーMasumi Ohnoのはずる商品化第一弾！

発売に合わせて、デザイナーのMasumi Ohnoさんにインタビューいたしましたのでご紹介いたします。

Masumi Ohno

パズルに興味を持ったのはいつ頃ですか？

父に連れていってもらったおもちゃ屋さんで、キャストパズルを試遊したのがパズルとの出会いです。そのときは幼かったので、レベル１を解くのも難しかったですが、成長とともに様々なパズルと出会い、パズルの奥深さを知りました。

パズルを創作し始めたのはいつ頃ですか？

はじめは小学生の時です。キューブを買ってきてボンドで組み合わせて、からくり箱のような組み木のようなパズルを作ったのを覚えています。その次は中学生の時です。授業で糸鋸やヤスリの使い方を教わったのですが、その後の演習で木の板材を糸鋸で切って、C環とプレートの簡単なパズルを製作したのを覚えています。その後しばらくは創作していなかったのですが、大学の機械工学科に入って、加工機や3Dプリンタ、3DCADの使い方を知るようになると、より難しい形に挑戦してみようと創作意欲がわいてきました。

どのようにパズルを考案するのですか？

まず、動き（メカニズム）を考えます。このとき、その動きを組み合わせることで、迷路を構成できるかを多少意識しています。良さそうな動きを思いついたら、次に、形状を試作してみます。試作を動かしてみて、メカニズムは機能しているか、そして形を微妙に変えることで迷路は構成できそうか、を確認します。微妙な寸法の調整で修正できるなら、この段階で試行錯誤します。最後に、ここまで考えた枠組みの中で迷路を考えます。パズルとしておもしろいと思う迷路の形は、なんとなく自分の中で決まっていますが、実際に形にしてみると印象が違うこともあります。おもしろい動きを見つけるのは本当に難しく、なかなかできません（笑）。考えてもダメな時は、一度諦めて、リフレッシュします。

あなたの趣味、興味のあることは何ですか？

パズルを解くのはもちろん大好きです。ボードゲームをしたり、料理をしたり、専門書を読むのも好きです。頭を使って疲れた時は、ランニングしたり、散歩したりします。

はずるキャストプラネットの制作秘話、裏話があれば教えてください。

突起のあるボールと切り欠きのあるリングを組み合わせることでパズルになるんじゃないかという構想を持っていました。はじめは、球形の木材を買ってきて、試作してみてイメージを膨らませました。この作品は角度が90度でない箇所が多くまた曲面も多いので、形状を決めてから寸法の調整をするのが大変でした。試作とモデル修正を繰り返し、試行錯誤の末、ようやくちょうど良い形となりました。

パズルファンに向けてメッセージをお願いします。

自分がかつてパズルを通して味わった感動の体験を、少しでも届けられたら嬉しいです。